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2010年10月に読んだ本

10月はテレビドラマが始まる月なので、テレビの前にいる時間が少し増えました。
10月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2053ページ

ラストリゾートラストリゾート
絵本です。それも大人向けの。インノチェンティの絵に関心があって読みました。表紙の絵は映画の予告編のよう。物語の主人公は想像力をなくした画家。彼は想像力を探す旅に出る。行き着いた先はホテル「ラストリゾート」。ホテルには何かを探しに次々お客がやってくる。客は実際の名作の登場人物ばかり。さて何人わかるかな?あとがきに種明かしがあるけど、私はまだ読んでいない。だってわからないところは自分で探しにいきたいから!最後に表紙を見るとストーリーがまた蘇ってくる。インノチェンティ追っかけよう。
読了日:10月25日 著者:J.パトリック ルイス
キレやすい子の理解と対応―学校でのアンガーマネージメント・プログラムキレやすい子の理解と対応―学校でのアンガーマネージメント・プログラム
[再読]キレやすい子とキレにくい子はどこがどう違うのか。環境や対応をどう変えればいいのか。予防策から危機介入まで、個別対応から組織的対応までを網羅しています。幅広いわりに散漫でなく、それぞれは繋がっているのだと理解できました。「るっせーんだよ」「あいつがいなけりゃいい。死んじまえばいいんだ、センコーなんかみんな。」など現実味のある言葉を引用しているので理解しやすい。乱暴な言葉や行為の裏にある「背景」を知る大切さ。身につくまで何度も読み直したい一冊です。
読了日:10月24日 著者:本田 恵子
幸福な食卓 (講談社文庫)幸福な食卓 (講談社文庫)
優しい光がハラハラと差し込んでくるような小説。登場する家族全員が傷つきやすくて不器用。みんな自分らしく生きようとしていて家族は一見バラバラ。だけど弱いながら支えあっている。そんな家族に惹かれて大浦くんや小林ヨシ子みたいに魅力的な他人も来てくれる。弱くてもつまずいても、いいんだよ。だから大浦くん、なおさらどうして…と思う。あなたの「おう!」忘れられない。
読了日:10月23日 著者:瀬尾 まいこ
わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)
目の前にいる相手を想定しての”伝える技術”についてとても具体的実用的に書かれています。図解の使い方、パワーポイントでプレゼンの方法、接続詞の使い方、情報収集の方法、はたまた声の出し方まで自分がこれまでやってきたことを惜しげもなく教えてくれます。こうすればいいんだぁ…読後に不安が消えてやる気が湧いてきました。池上さんの親切さや人柄も伝わってきます。わかりやすく伝えてもらうと、相手に対する安心感や信頼感も生まれるんですね。
読了日:10月20日 著者:池上 彰
象のダンス象のダンス
自分は親に愛されていない…と思いこんでる子どもはこんな行動に出ることだってある。仕事の忙しい親の年代と子どもの思春期が重なって起きる親子の齟齬。そんな時期ほど親子で向き合う時間作らなくちゃいけないのにね。魚住作品の登場人物はリアリティーがあるから好き。子どもや親相手に仕事をしている私にも違和感なしに読めました。
読了日:10月17日 著者:魚住 直子
三人暮らし三人暮らし
いろいろな三人暮らしの短編が10話。血の繋がった人同士、友人同士、他人とのルームシェア、長屋、帰国子女…。3人のうち誰かが自己チュー、マイペースで他の登場人物は気を遣いすぎて右往左往させられると言うお話しが多くて笑えた。こんな3人暮らしいいなぁ~♪と思えたり、ルームシェアするときはこうやって割り切って考えればいいんだぁとタメなったお話しもあり、それぞれ楽しんで読みました。群ようこさん初読書でしたが、ハマりそうです。
読了日:10月14日 著者:群 ようこ
きのう、火星に行った。 (講談社文庫)きのう、火星に行った。 (講談社文庫)
同じ著者3冊目の読書。すでに読んだ『ぼくらのサイテーの夏』『楽園のつくりかた』の中ではいちばん良かった。たぶん荒削りでグイグイ読ませるテーマや登場人物に合う作家なんでしょう。この本は他の著書にあった急展開があまり気にならない。表紙の絵と中身、そしてタイトルも合っている。他の著書が受賞しているのにこの本が無冠なのは不思議です。同じ年にもっと良い他作品があったから?豊作の年だった?
読了日:10月08日 著者:笹生 陽子
願いがかなうNLP願いがかなうNLP
NLP関連の本を読むのは2冊目。こちらはコミュニケーション法というより、脳の特性を理解し、自分自身の夢を叶えるにはどうしたらよいかについて書かれています。この本を読んでから、自分の夢について考えるようになったし、なんだか夢が実現できるような気持になりました。
読了日:10月03日 著者:山崎 啓支
愛してよろしいですか? (集英社文庫)愛してよろしいですか? (集英社文庫)
一世を風靡していたころはあまり関心無かった田辺聖子さん。初版は昭和54年、今から30年も前の作品。30代のOLとひと回り年下の学生との恋愛は今やそれほど珍しくなく、時代を先取っていたんだと今思います。ハイミスという言葉や、携帯がなくて公衆電話から連絡取ったり、服装には時代を感じさせますが、描かれている人間模様は時代を忘れさせてくれるほど魅力的です。ワタル君みたいな男子いいなぁと思ったし、恋すると年齢に関係なく17,18歳の乙女になるんだなぁなんていうところも胸キュンでした。脇役の中年男性も面白いです。
読了日:10月03日 著者:田辺 聖子

読書メーター

by riviere7341 | 2010-11-08 23:07

日々のつれづれ


by りびい