『おばあちゃんの台所修行』阿部なを著
2014年 11月 03日
先日雑貨と本を一緒の棚に並べて売っているお店で偶然この本を見つけ、衝動買いしました。
無駄なく食材を使い、蓮根の節やトウモロコシの皮、茄子の皮などで思わぬ料理を編み出しています。
何でも食べるそうで、大輪の菊をもらったときも「食べました」とのこと。
竹の葉に包んだおにぎりを飛行機のなかで食べようと開いていたら
隣の席の若者がじいっと見つめる。
そこで彼のサンドイッチと交換して食べた。
そんなエピソードからは、シンプルなお料理を丁寧に作ることの良さが伝わってきました。
個人的には出汁の取り方や粕漬け、懐かしいおやつなど作ってみたくなりました。
「不味いものを美味しく食べるのが年寄りの工夫」には笑うとともに大正昭和を生きた女性の心意気を感じました。