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『まんがで読む古典』シリーズ

昭和63年からNHK総合で放送されていた『まんがで読む古典』を覚えているでしょうか?
このコミックを読むまですっかり忘れていたのですが、
これはそのときの原稿を元に作者が書き下ろしたものなのだそうです。
(番組はたしか清水ミチ子さんのナレーションでした)
今年の春出版されたものですが、
17年前放送されたものが何故今文庫化になったのか気になります。

とても面白くて、
読み終わった後に原作も読みたくなりました。
今のところシリーズは3冊発行されていますが、一気に全部読みました。
私生活も影響を受けて…ちょっと平安調になっています
”おもむき”や”風情”といったものが大事に思われるようになりました


枕草子
面堂 かずき 清少納言 / ホーム社

更級日記
羽崎 やすみ 菅原孝標女 藤原道綱母 / ホーム社

NHKまんがで読む古典〈3〉源氏物語・伊勢物語
鳥羽 笙子 細村 誠 / ホーム社



3冊とも中学生・高校生のときこれ習ったと懐かしくなり
本当はこんな物語だったのね、と新しい発見もあります。

どれも面白かったのですが、個人的には『蜻蛉日記』と『伊勢物語』が面白く読めました。
たぶん、恋愛夫婦愛、そして出世争いなど大人になってから読んだほうがより主人公に感情移入できるテーマが多かったからだと思います。

もちろん現役の学生さんが読んでも面白いし、受験に役立つと思います。
今の中・高校生
こんな漫画があってうらやましいです。

時代考証などは、たとえばヘアスタイルなどは現代風で
ロン毛、巻き毛あり。
ちょっとびっくりのところもありますが、
面白ければよいだけでなく、
原作を尊重していることが伺える内容です

絵は少女マンガ風で魅力的、
登場人物の男性も『枕草子』の中に出てくる伊周様などは美形で
キャーキャー言いたくなってきます。
by riviere7341 | 2006-08-07 22:36

日々のつれづれ


by りびい